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「やさしい日本語」の取り組みを始めました
「やさしい日本語」という言葉を耳にされたことはありますか?
「やさしい日本語」は、1995年の阪神・淡路大震災がきっかけで考え出されました。阪神・淡路大震災では、日本人だけでなく、日本に暮らす外国人が多く被害を受けました。災害時には、必要な情報を迅速に受け取ることができることが、とても重要になります。
母語での情報支援ができることが理想ですが、日本には世界中の国からの外国人が暮らしており、すべての言語に対応することはできません。
「やさしい日本語」は、そういった災害などの緊急時に、日本語が十分に話せない外国人でも理解でき、必要な情報を得、身を守ることができるように、平易な日本語にしたものです。
近年、日本に暮らす外国人の増加に伴い、日常生活の支援においても「やさしい日本語」が注目されてきて
います。NHKでもWEB上で「NEWS EASY」というやさしい日本語でのニュースを毎日発信し、各新聞でも
「やさしい日本語」の必要性を訴える記事が掲載されるようになりました。
CIFAでは、今年度より「やさしい日本語」の取り組みを始めました。防災時の外国人支援への取り組みにおいて、調布市に暮らす外国人への情報発信として、有効に活用していく予定です。
まずは会員の中からメンバーを募り、7月「やさしい日本語」検討会を開始しました。手始めとして、CIFAで日本語学習をしている外国人への「有料のお知らせ」の書き換えを始めました。
CIFAでの日本語学習している外国人は、2年目からは有料(1回200円)を払って学習しています。有料者になると、10回券(2000円)を購入してもらうのですが、システムをなかなか理解してもらえていないと感じることがありました。
通常「やさしい日本語」の対象者は日本語検定5~4級(N5~4)とされています。CIFAで学習して1年の外国人学習者の日本語レベルもおおよそ同じレベルの方が多いということもあり、書き換えに取り組むのにぴったりのものでした。
検討メンバーでは、月に1度集まり、書き換え→CIFAの学習者(対象者)へ聞き取り→調査結果をもとに推敲という手順を繰り返し、ようやく「CIFA日本語学習有料化の案内」やさしい日本語版が完成しました。
それに伴い、10回券の名称も「プリペイドカード」から「学習カード」へと変更しました。
聞き取りでは、最終仕上げの為に、対象レベル(N5~4)の学習者だけでなく、中級レベル以上の学習者の皆さん(のべ71人)そして日本人学習ボランティアの皆さんにも協力してもらいました。
外国語として、日本語を学んでいる外国人学習者の聞き取り調査では、日本語のどういった表現がわからないか、まさに“目からうろこ”の驚きがありました。
書き換え前 書き換え後
ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。
CIFAでは、今後も取り組みを行っていきます。参加メンバーは随時募集しています。ご興味を持たれた方はぜひご参加ください。
「やさしい日本語」は、1995年の阪神・淡路大震災がきっかけで考え出されました。阪神・淡路大震災では、日本人だけでなく、日本に暮らす外国人が多く被害を受けました。災害時には、必要な情報を迅速に受け取ることができることが、とても重要になります。
母語での情報支援ができることが理想ですが、日本には世界中の国からの外国人が暮らしており、すべての言語に対応することはできません。
「やさしい日本語」は、そういった災害などの緊急時に、日本語が十分に話せない外国人でも理解でき、必要な情報を得、身を守ることができるように、平易な日本語にしたものです。
近年、日本に暮らす外国人の増加に伴い、日常生活の支援においても「やさしい日本語」が注目されてきて
います。NHKでもWEB上で「NEWS EASY」というやさしい日本語でのニュースを毎日発信し、各新聞でも
「やさしい日本語」の必要性を訴える記事が掲載されるようになりました。
CIFAでは、今年度より「やさしい日本語」の取り組みを始めました。防災時の外国人支援への取り組みにおいて、調布市に暮らす外国人への情報発信として、有効に活用していく予定です。
まずは会員の中からメンバーを募り、7月「やさしい日本語」検討会を開始しました。手始めとして、CIFAで日本語学習をしている外国人への「有料のお知らせ」の書き換えを始めました。
CIFAでの日本語学習している外国人は、2年目からは有料(1回200円)を払って学習しています。有料者になると、10回券(2000円)を購入してもらうのですが、システムをなかなか理解してもらえていないと感じることがありました。
通常「やさしい日本語」の対象者は日本語検定5~4級(N5~4)とされています。CIFAで学習して1年の外国人学習者の日本語レベルもおおよそ同じレベルの方が多いということもあり、書き換えに取り組むのにぴったりのものでした。
検討メンバーでは、月に1度集まり、書き換え→CIFAの学習者(対象者)へ聞き取り→調査結果をもとに推敲という手順を繰り返し、ようやく「CIFA日本語学習有料化の案内」やさしい日本語版が完成しました。
それに伴い、10回券の名称も「プリペイドカード」から「学習カード」へと変更しました。
聞き取りでは、最終仕上げの為に、対象レベル(N5~4)の学習者だけでなく、中級レベル以上の学習者の皆さん(のべ71人)そして日本人学習ボランティアの皆さんにも協力してもらいました。
外国語として、日本語を学んでいる外国人学習者の聞き取り調査では、日本語のどういった表現がわからないか、まさに“目からうろこ”の驚きがありました。
書き換え前 書き換え後
ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。
CIFAでは、今後も取り組みを行っていきます。参加メンバーは随時募集しています。ご興味を持たれた方はぜひご参加ください。
通訳ボランティア勉強会開催します
CIFAでは、通訳・翻訳ボランティア派遣事業を行っています。
主に、市役所や学校などの行政機関から依頼を受け、調布市に暮らす外国人の暮らしの支援をおこなっています。
通訳・翻訳ボランティアに登録いただいている方々を対象に、2015年度より通訳勉強会を開催してきました。
12月2日(土)に、2017年度の通訳・翻訳ボランティア勉強会「外国人支援のコミュニケーション技術」を開催します。
講師に、東京外国語大学世界言語センター特任講師の長谷部 美佳先生を迎え、外国人支援のための通訳をするときに円滑に外国人とコミュニケーションができるよう、“コミュニケーション技術の向上”について学びます。
異文化理解に必要とされるコミュニケーションスキルやボランティアとしての心構えの講義と、マイノリティの立場を体験するワークショップを行います。
※今回の講義は、すべて日本語で行われ、外国語は使用しません。
■日時:12月2日(土)10時~12時
■場所:たづくり10階 1002学習室
■講師:長谷部 美佳氏
(東京外国語大学世界言語社会教育センター)
■定員:50人(先着順)
■費用:無料
■申込・問い合わせ:調布市国際交流協会事務局まで
今回の勉強会は、既にCIFAの通訳・翻訳ボランティアに登録されている方のみではなく、どなたでもご参加いただけます。
通訳・翻訳ボランティアにご興味をお持ちの方、ぜひご参加ください。
CIFA通訳・翻訳ボランティアへの登録は、登録料はかかりませんが、実際にボランティアとして活動していただくためには、語学力が必要となります。
主に、市役所や学校などの行政機関から依頼を受け、調布市に暮らす外国人の暮らしの支援をおこなっています。
通訳・翻訳ボランティアに登録いただいている方々を対象に、2015年度より通訳勉強会を開催してきました。
12月2日(土)に、2017年度の通訳・翻訳ボランティア勉強会「外国人支援のコミュニケーション技術」を開催します。
講師に、東京外国語大学世界言語センター特任講師の長谷部 美佳先生を迎え、外国人支援のための通訳をするときに円滑に外国人とコミュニケーションができるよう、“コミュニケーション技術の向上”について学びます。
異文化理解に必要とされるコミュニケーションスキルやボランティアとしての心構えの講義と、マイノリティの立場を体験するワークショップを行います。
※今回の講義は、すべて日本語で行われ、外国語は使用しません。
■日時:12月2日(土)10時~12時
■場所:たづくり10階 1002学習室
■講師:長谷部 美佳氏
(東京外国語大学世界言語社会教育センター)
■定員:50人(先着順)
■費用:無料
■申込・問い合わせ:調布市国際交流協会事務局まで
今回の勉強会は、既にCIFAの通訳・翻訳ボランティアに登録されている方のみではなく、どなたでもご参加いただけます。
通訳・翻訳ボランティアにご興味をお持ちの方、ぜひご参加ください。
CIFA通訳・翻訳ボランティアへの登録は、登録料はかかりませんが、実際にボランティアとして活動していただくためには、語学力が必要となります。
「東京都・調布市合同総合防災訓練」に参加しました
9月3日(日)多摩川児童公園など、多摩川河川敷にて、「平成29年度 東京都・調布市合同総合防災訓練」が行われ、CIFAもブースを出し参加しました。
東京都との合同ということで、例年の訓練にない、大規模な訓練となりました。
CIFAの日本人会員や、かつての学習者たちも参加がてら、CIFAのブースに顔を出してくれました。
CIFAからは、東京都で発行している本「東京防災」の外国語版(英語・中国語ー簡体字・繁体字・ハングル語)、CIFA作成のやさしい日本語で書かれた「生活会話集Ⅱ~地震」などを展示・配布しました。
ブースを訪れた一般市民の中で、「東京防災」の外国語版を友人の外国人に渡したいともらって帰る方が多く、私たちの身近に暮らす外国人の存在を強く感じました。
また、東京都の、災害語学ボランティアも多く駆け付け、東京都全体での災害時の外国人支援への必要性を訴えていました。
CIFAでは、今後も通訳・翻訳ボランティアを中心に、地域(調布)に根差した、災害時の外国人支援に取り組んでいきます。
ご興味をお持ちのかたは、事務局までお問合せ下さい。
東京都との合同ということで、例年の訓練にない、大規模な訓練となりました。
CIFAの日本人会員や、かつての学習者たちも参加がてら、CIFAのブースに顔を出してくれました。
CIFAからは、東京都で発行している本「東京防災」の外国語版(英語・中国語ー簡体字・繁体字・ハングル語)、CIFA作成のやさしい日本語で書かれた「生活会話集Ⅱ~地震」などを展示・配布しました。
ブースを訪れた一般市民の中で、「東京防災」の外国語版を友人の外国人に渡したいともらって帰る方が多く、私たちの身近に暮らす外国人の存在を強く感じました。
また、東京都の、災害語学ボランティアも多く駆け付け、東京都全体での災害時の外国人支援への必要性を訴えていました。
CIFAでは、今後も通訳・翻訳ボランティアを中心に、地域(調布)に根差した、災害時の外国人支援に取り組んでいきます。
ご興味をお持ちのかたは、事務局までお問合せ下さい。
東京都・調布市合同総合防災訓練に参加します
CIFAでは、2015年より災害時の外国人支援へむけての取り組みの一環として、調布市総合防災訓練に参加してきました。
今年度は、東京都との合同で、例年にはない大規模な防災訓練となります。
自衛隊の炊き出し(カレーライス)や、警察犬の実演や、ヘリコプターやドローンを使用した訓練などを見学できます。
CIFAもブースを設置し、CIFAで作成した「やさしい日本語」による、「生活会話集Ⅱ~地震編(命を守る防災)~」などの外国人向け防災資料の展示をします。
スタンプラリーにも参加していますので、CIFAのブースに是非お寄りください。
■東京都・調布市合同総合防災訓練
■日時:9月3日(日)9:00~13:00
■会場:調布市多摩川児童公園ほか
今年度は、東京都との合同で、例年にはない大規模な防災訓練となります。
自衛隊の炊き出し(カレーライス)や、警察犬の実演や、ヘリコプターやドローンを使用した訓練などを見学できます。
CIFAもブースを設置し、CIFAで作成した「やさしい日本語」による、「生活会話集Ⅱ~地震編(命を守る防災)~」などの外国人向け防災資料の展示をします。
スタンプラリーにも参加していますので、CIFAのブースに是非お寄りください。
■東京都・調布市合同総合防災訓練
■日時:9月3日(日)9:00~13:00
■会場:調布市多摩川児童公園ほか
「調布市総合防災訓練」に参加しました
10月23日(日)、多摩川河川敷で、「調布市総合防災訓練」が行われ、CIFAも参加しました。
当日は、電気通信大学の学生も8人参加して、各種訓練を体験しました。
また通訳ボランティアにも5人参加していただきました。
今回は昨年より多くの方が参加。CIFAのブースにもたくさんの方々に来ていただきました。
今回は、はしご車もあり、大人気でした。
電通大の学生もボランティアさんと一緒に体験しました。
地震や天災が多い日本ですが、少しでも安心して暮らせる事を願います。
当日は、電気通信大学の学生も8人参加して、各種訓練を体験しました。
また通訳ボランティアにも5人参加していただきました。
今回は昨年より多くの方が参加。CIFAのブースにもたくさんの方々に来ていただきました。
今回は、はしご車もあり、大人気でした。
電通大の学生もボランティアさんと一緒に体験しました。
地震や天災が多い日本ですが、少しでも安心して暮らせる事を願います。
第2回コミュニティ通訳勉強会開催しました
10月1日(土)第2回コミュニティ通訳勉強会を開催しました。
第1回目から引き続き、内藤 稔先生(東京外国語大学 大学院総合国際学研究院)を講師に11名が参加しました。
今回も、コミュニティ通訳の役割についての講義後、ペアワークを行いました。
まず前半は、防災に関した翻訳ワークを行いました。というのも、防災時において、真っ先に必要となるのは情報を届けるための翻訳作業になるからです。また災害時においても、外国人に対しては日常生活においてと同じような行政、司法、教育などのコミュニティ通訳が担う分野での支援が必要とされます。
3・11(東日本大震災)の際、地震発生翌日から内藤先生を含めた東京外国語大学が行った多言語による情報支援で実際に使用した資料を使い、正確に、迅速に必要な情報を翻訳するペアワークを行いました。初めて目にするA4の紙1枚分の行政からの内容をペアで、10分強の時間制限の中で翻訳しました。(3・11当時東京外国語大学では、7分のペースで仕上げていたそうです。)
後半は、弁護士など専門家を迎えての専門家相談会における、弁護士からの外国人相談者への事前説明の通訳演習を行いました。
内藤先生が弁護士役になり、弁護士が話す内容をメモを取りながら、通訳役を演習しました。
今回の勉強会では、内藤先生の専門である英語に絞っての開催でしたので、英語ならではの注意点(結論をまず出す、アイコンタクトの重要性や、カタカナ英語と実際の英語違い、アメリカ英語とイギリス英語での表現の違いなど)にも、詳しく指導してもらうことができました。
9時30分からという朝の早い時間からにも、かかわらず皆さん真剣に取り組んでいました。
参加者の皆さまお疲れさまでした。
第1回目から引き続き、内藤 稔先生(東京外国語大学 大学院総合国際学研究院)を講師に11名が参加しました。
今回も、コミュニティ通訳の役割についての講義後、ペアワークを行いました。
まず前半は、防災に関した翻訳ワークを行いました。というのも、防災時において、真っ先に必要となるのは情報を届けるための翻訳作業になるからです。また災害時においても、外国人に対しては日常生活においてと同じような行政、司法、教育などのコミュニティ通訳が担う分野での支援が必要とされます。
3・11(東日本大震災)の際、地震発生翌日から内藤先生を含めた東京外国語大学が行った多言語による情報支援で実際に使用した資料を使い、正確に、迅速に必要な情報を翻訳するペアワークを行いました。初めて目にするA4の紙1枚分の行政からの内容をペアで、10分強の時間制限の中で翻訳しました。(3・11当時東京外国語大学では、7分のペースで仕上げていたそうです。)
後半は、弁護士など専門家を迎えての専門家相談会における、弁護士からの外国人相談者への事前説明の通訳演習を行いました。
内藤先生が弁護士役になり、弁護士が話す内容をメモを取りながら、通訳役を演習しました。
今回の勉強会では、内藤先生の専門である英語に絞っての開催でしたので、英語ならではの注意点(結論をまず出す、アイコンタクトの重要性や、カタカナ英語と実際の英語違い、アメリカ英語とイギリス英語での表現の違いなど)にも、詳しく指導してもらうことができました。
9時30分からという朝の早い時間からにも、かかわらず皆さん真剣に取り組んでいました。
参加者の皆さまお疲れさまでした。