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子ども日本語教室 お楽しみ会開催しました!

師走に入り、本格的に寒さが厳しくなってきました。

12月16日(土)
調布市立学校日本語指導教室、通称子ども日本語教室では、
毎年恒例のお楽しみ会を開催しました。

お楽しみ会では、子どもたちが司会を行い、それぞれに準備を進めてきました。



ー1部ー 発表
日本語の発表では、緊張した面持ちで自分たちの順番を待っていました。、
そして、発表を終えた途端、いつものにこやかな笑顔をしていました。
 ☆ 1年生   自己紹介
 ☆ 2年生   あいうえおのうた 音読
 ☆ 3、4年生 わっしょい わっしょい 群読
 ☆ 5年生   リズム 音読 ミニ作文
 ☆ 6年生   朗読





 ☆ 大学生による紙芝居
子どもたちみんな、紙芝居の絵を追って聞いていました。




ー2部ー じゃんけん計算やかるたなどのゲーム

 

じゃんけん計算では
①2人~少人数に分かれる
②グー、チョキ、パーと、あらかじめ数字を決めておく
③じゃんけんポンの時に「足し算」「引き算」を言う。
低学年の子どもは手を使いながら一生懸命に計算していました。
少人数グループでは、誰が早く答えを言うか!! 競い合っていました。



このゲームでは
①5,6人でグループになり、他のグループと対戦です。
負けると自分たちがのる新聞紙を折って小さくしていきます。
負けたグループは輪になり、肩をガッツリ組んでのっていました。



かるたでは、息を吞見込み、読み手の言葉に集中していました。



どのゲームも呼び声や笑い声が聞こえたりと、にぎやかに楽しむ姿が見られました。



閉会式は高学年の挨拶で、無事終了しました。

お楽しみ会開催にあたって、子どもたちの準備をサポートしてくださったボランティアの皆様、どうもありがとうございました。  


子ども日本語教室 ボランティア研修会~稲葉みどりさん~

子ども日本語教室では、調布市立の学校に通い、海外にルーツを持つ、
 小中学生の日本語学習をサポートしています。


9月から新しい子どもたちや
日本語ボランティア入門講座を修了したボランティアも加わり
師走を迎えた子ども教室はとても賑やかになりました。

その際、ボランティアが、どのように子供に接し、日本語指導をしていくか、
日頃、頭を悩まされてることもあります。

今回のテーマ:“日本語ゼロ・レベル”の子どもたちへの指導について学び合う
日本語指導員の稲葉みどりさんを講師に招き、研修会を行いました。



今回の内容は…
1.日本語指導臨時講師とは
2.どのように、取り出し授業(マンツーマン)、担任との連携等
3.どのようにすすめるか
4.教材、教具
  中にはインターネットでプリントアウトできるものがありました。
  ・日本語指導ハンドブック
   東京都教育委員会のホームページ内/サイトマップで検索
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/buka/shidou/nihongo_shidou.htm
   ※PDFファイルで印刷できます。
  ・チビむすドリル
  ・プリントキッズ
5.教科の不明点の説明、テスト問題説明、心のケア



参加したボランティアはとても熱心に聞いていました。
また、学校との連携に役立つ情報も得たようです。




子ども日本語教室では、随時、ボランティア募集をしています。
ご興味がありましたら、お気軽にCIFA事務局までお問い合わせください。  


日本語教授法フォローアップ講座参加者募集!











12月1日より、申込受付開始しました。ご参加お待ちしています!
  


「第22回日本語で話そう会」開催しました

11月4日(土)おだやかな秋晴れのもと、「第22回日本語で話そう会」が開催されました。

第22回目となる今回のキャッチフレーズは「調布から世界へつなごう!」。
CIFAで日本語を学んでいる外国人がスピーチをし、日頃の学習の成果を発表しました。

1部はスピーチ。今回の発表者は、トルコ、ベトナム、フィリピン、アメリカ、中国、インド、ネパール、韓国、そして日本の9か国14名。
スピーチのテーマは、自由とあって、14人の発表者それぞれが日本語で“伝えたいこと”が、ストレートに伝わる発表となりました。

トップバッターは、トルコ出身のファツマさん。「私の二か国」のタイトル通り、日本とトルコの共通点・相違点につて、日本に来て驚いた体験をもとに歌やユーモアを交えて、楽しく発表をスタートしてくれました。
続いて、ベトナム出身のハイさん、中国出身のショ キンさん、チョウさん、子ども教室から参加の中学生、ヨシコちゃん、カナちゃん、インド出身のアンクールさん、ネパール出身のラスミさんが、自国と日本についてそれぞれの視点で発表しました。
アメリカ出身のグラントさん、中国出身のオウさん、カンさん、フィリピン出身のシェイラさんは、自国の文化(言語、携帯や結婚事情など)について紹介してくれました。
今回の14名のスピーチで共通して強く伝わったのが、自国のことを愛するように日本での生活を楽しみ、日本を愛してくれている思いでした。
異文化を尊重する姿勢に、感銘を受けた方も多かったのではないでしょうか。会場全体が集中して、耳を傾けていました。

また、韓国出身のユさん(「僕が側にいるから」)、1部の発表のトリを務めたソニョンさん(「会話が必要な人」)のスピーチでは、日々の暮らしの中で、自分に寄り添い励ましてくれる存在、会話ができる“相手”がいることの幸せについて語りかけ、参加者皆の心に深く染み入りました。
多文化共生が謳われる現在、国や文化背景を超えて、人と人が助け合いつながることの重要性に改めて思いをはせるスピーチとなりました。


2部は、交流&質問タイム。出身国別のブースを設置し、自分のスピーチにちなんだ写真などの紹介や、自国の文化などを紹介するため、それぞれ準備したものを展示しました。
今年度は実行委員からの提案で、2部の交流で外国人に話しかけやすいようにと、それぞれの国のあいさつを言って発表者のサインを集めるスタンプラリーも行いました。3つ以上サインを集めると、調布市に関係のある団体などからの景品をもらえるとあって、皆さん積極的に各ブースを周って声をかけて、楽しく交流していました。
発表者同士も、スタンプラリーに参加し、CIFAで日本語を学習する者同士、楽しく交流している様子もうかがえました。

会の最後に、発表者へ賞状と記念品の授与をしました。記念品は、防災グッズ。CIFAでは、防災時の外国人支援にも取り組んでおり、防災グッズをきっかけに防災意識を持ってもらえるよう準備しました。

参加者からは、14人のスピーチが流ちょうで驚いた、知らなかった国の文化や風習について教えてもらうことができて楽しかった、色々な国の方が調布市に住んで頑張っていることがわかったなどの感想が聞かれました。

14名の発表者の皆さま、素晴らしいスピーチをありがとうございました。
発表の準備のサポートをしてくださった学習ボランティアの皆さま、ならびに当日お手伝いのボランティアの皆さま、実行委員の皆さまありがとうございました。





          



   


   
   


   

   

   

   





  


日本語ボランティア勉強会 スタート

日本語部会主催で毎年行われている、日本語ボランティア勉強会が10月19日からはじまりました。

今回は、全4回で行われ、電気通信大学の池田裕教授が講義をします。

多くの受講者が今年度の入門修了者です。
これから実践的に教科書の使い方等を学習し、最終日には実際に外国人に教える授業があります。










  


ボランティアの集い

「多文化共生をめざす地域日本語学習支援」東京外語大学教授 伊東祐郎先生

 9月21日(木)に、日本語部会主催・ボランティアの集いが行われました。今回は、東京外語大学教授で副学長をされている伊東祐郎先生に講演をして頂きました。 



講演会では、参加者がグループに分かれワークショップを織り交ぜ、進められました。一つのワークショップでは、実際に写真を見ながら、その写真の状況や、質問となることに関して、日本人同士会話をしてみました。そのように、写真を見ながら勉強するのは、教科書での会話練習とは違い、生きた日本語を学ぶことが出来るということを、実感として体験しました。
 講演では、語学学校と、CIFAで行われているような地域のボランティアが行う日本語教室との違いについても、多く話されました。生活者としての外国人にとって、地域の日本語教室とは、「安心できるところ」「自分をわかってくれる人がいるところ」「人のために何かできるところ」となっているようです。学校のではカリキュラムがあり、日本語を伝授する形になっていますが、同じ地域の住民として、「人間関係を作る場」となっています。日本語を教えなければならない、というのではなく、いい人間関係を作るということを大切に、対話を通じて相互理解の場と考えるというお話がありました。
 前週に入門講座を修了したばかりの方からは、「教えていくということに不安があったけど、できるかもしれないと思った」との声も多くあり、大変有意義な時間となりました。



  


日本語ボランティア入門講座 修了式

 毎年CIFAでは、日本語学習支援ボランティアを目指す方を対象に、6月から3ヶ月全12回にわたって「日本語ボランティア入門講座」を開催しました。そして、9月14日に修了式を行いました。今年度は30名の方が修了し、今後CIFAの日本語教室でボランティアを始めることになります。
 今回の修了式では、CIFAで実際に学習をしている外国人お二人に体験談を話してもらいました。一人目は、だっこらっこくらぶで1年間学習後、現在マンツーマンで勉強をしているスベータさんです。彼女は、国領にある、“子ども支援センターすこやか”でお子さんと遊んでいた時に、CIFAのボランティアに声を掛けられ、入会をしたそうです。そのことをきっかけに、サロン部会が主催している、お料理イベントに参加をしたり、ご自身の出身地について講演を行いました。CIFAの人に助けられているとお話をしていました。「私は一人ではないんだと思った」と話していました。彼女にとって、CIFAはとても大切な場所になっているということが、よくわかりました。二人目は中国出身のリさん。現在は小学1年生になるお嬢さんと日本語の勉強をしているそうです。
 その後、テーブルごとに、日本語ボランティアを始めるにあたっての疑問や、不安点などを話し、先輩ボランティアがアドバイスをする時間がありました。テーブルによって雰囲気も異なりましたが、修了者の皆さんは、学習者とのマッチングをドキドキしながらも、楽しみに待っていらっしゃるようでした。



  


“調布から世界をつなごう!” 日本語で話そう会 開催します

恒例となった、『日本語で話そう会』。
今年で第22回目を迎えました。
キーワードは、“調布から世界をつなごう!”

調布市国際交流協会で、日々日本語学習に励んでいる外国人15名が、その成果を皆さんに披露します。
中学生、大学生、子育て中のお母さん、社会人の方がそれぞれの思い・・・・・自分の故郷や、夢、家族、日本での驚き体験等について、日本語でスピーチを行います。

日常では気づかない、新たな発見があることでしょう。

後半の交流タイムでは、発表者が出身地ごとにブースをつくり、来場者と交流を深めます。
各国を紹介する展示や、スタンプラリーも行います。

皆様お誘いあわせの上、是非ご参加ください。

第22回 日本語で話そう会

■日時:11月4日(土) 午後1~4時
■場所:たづくり12階 大会議場
■定員:150名(先着順)
■参加費:無料
■申込:調布市国際交流協会へ、来所、電話、メールにて

 



 



 





  


子ども日本語教室 夏休み特別教室を開催しました。

調布市教育委員会からの受託事業として、行っている調布市立学校日本語指導教室、通称、子ども教室では、調布市の小・中学校に通う、日本語が不自由な帰国子女や外国籍の児童・生徒の日本語学習の支援を行っています。

通常週2回(水・土)で教育会館で教室を開催し、様々な国出身の子供たちが楽しく通っています。


子ども教室に通う子どもたちは、夏休みに入ると、学校生活から離れ、日本語を使わなければならない場面がぐんと減ってしまいます。
夏休みを楽しんだあと、夏休み明けの学校生活をスムーズに再開できるよう、8月後半から、6日間の夏休み教室を開催しました。


今年、夏休み教室に参加した学習支援ボランティアに活動を通して感じたこと
お聞きました。。。
☆小学生の低学年を担当した学習支援ボランティアからは
 「勉強に集中させることが難しかった。」
 また、話しを聞かないことが多く戸惑った。
☆小学生の中学年を担当した学習支援ボランティアからは「教えやすかった。」
☆初めて子どもに日本語を教え、「学習の多様性や大変さ、また面白さ」も感じた。
☆子どもたちが様々な教科を学習するうえで、もっと日本語学習の支援が必要と感じた。
など、皆さん、学習支援を体験し、「楽しかった」「やりがいがあった」「新しい発見があった」とのことでした。
また、これを機に学習支援ランティアを継続する方もいます。



学習者数は、2学期から入級する子どもたちで増えます。


学習支援ボランティアは随時募集をしています。
また、教室実施日に見学ができます。
子ども教室にご興味をお持ちの方はCIFA事務局までご連絡ください。
皆さまのご参加をお待ちしています。

  


子ども日本語教室 “高校進学ガイダンス”の見学へ行ってきました。

7月9日(日)

中学生親子2組と子ども日本語教室ボランティア(中学生担当)が参加しました。

今回、初参加のボランティアが見学の内容を報告してくれました。



「日本語を母語としない親子のための多言語高校進学ガイダンス」に参加して…

主催:公益財団法人武蔵野市国際交流協会

対象:日本語を母語としない中学生

内容:日本の高校を受験するための都立・私立高校の受け入れ状況や制度、学科等。

その他:受験を経験した現役高校生からのアドバイス、個別の進学相談

今回は、およそ70名ほどの親子の参加がありました。

10名程の各グループに、中国語やタガログ語等10言語への通訳が付き、

参加者の理解を深める対策がありました。



様々な高等学校に係わる説明を聞いて、

私どもの中高時代とは異なった種々な受験制度があることに驚きました。

ただ、およそ98%の高校進学率となった高度化複雑化の進む日本社会において、

将来の進路を開くためにも大切な高校進学は、

まだ日本での授業に慣れない中学生には、大きなプレッシャーであると思います。

何よりも言語上の問題があり、

家族の事情等により来日し、わずか数年で高校受験することは、

本人の有する基本的な能力とは異なる問題があるでしょう。

日常会話がある程度できることと、

漢字やカナの混じった文章を理解できる能力は必ずしも一致するとは限りません。


「もっと日本語や漢字を勉強することが大切」との高校生からのアドバイスは、

日本語の試験問題等を絶えず目前にしていた彼らの日本語に対する苦戦を示しているのでしょう。

同時に、彼らの個性や隠れた能力が言語のギャップによって潰されないことを

期待せずにはいられませんでした。

最後の個別相談ではテーブル毎に親子と応対者がそれぞれの問題を真剣に話し合っていました。



市報によれば、約22.7万人の市民の中でおよそ4200人の外国人が

調布市で生活しています。

これからも外国人が増加し、今以上に多言語社会が広がると思われます。

そして家族の事情により共に来日した子ども達の進学問題は、一層複雑になるのではないでしょうか。


間もなく夏休みです。

これからの半年は受験というプレッシャーを抱えた中学3年生の日々が始まります。

子ども日本語教室がそのプレッシャーをわずかでも緩和できれば幸いです。

(子ども日本語教室ボランティア)



今回参加したボランティアは、見学の他、中学生親子の付き添いもしました。

また、日頃から子どもや保護者の相談をうけたり、

保護者に代わり学校との連絡役もしています。


ボランティア皆様のご協力、ご尽力、ありがとうございます。

  


第22回日本語で話そう会 にほんごではっぴょうしてみませんか? 

CIFAで日本語を学習する外国人の皆さん。

11月に行われるイベント “日本語で話そう会” で、日本語でスピーチしてみませんか?

日頃の学習の成果を人前で披露してみましょう!

申込み・お問い合わせは:事務局まで。



尚、本イベントのお知らせ、参加者募集等は後日追って公開します。
乞うご期待!
  


子ども日本語教室 “七夕の集い”

あっという間に7月に入り、雨の日と曇りの日が交互に続いている
7月1日(土)、子ども教室では笹を用意し、“七夕の集い”を行いました。

学年ごとに子どもたちが1人1人短冊に書いた願い事を発表しました。
「日本語が上手になって、新しい友達がたくさんできますように」
など日本語教室らしい願い事から…
「ウルトラマンに会いたい」
「パイロットになれますように」
「大人になったらパン屋さんになりたい」
「サッカー選手になりたい」
など子どもらしい願い事もあれば…
「川の水を全部飲みたい」
と、「水」の大切さを再認識させられる願い事まで…
子どもたちの明るい未来を感じさせてくれました。



その後、ボランティアの方々が七夕にちなんだ紙芝居を読みきかせし、
七夕の由来などの内容に集中して聞き入っていました。

最後に、七夕の歌を皆で歌い、楽しく過ごしました。



子どもたちの願いを書いた短冊をかざった笹は、事務局の入り口に飾ってあります。
短冊をご用意しておりますので、皆さんぜひ願い事をしにいらしてください。

お待ちしております。
  


子ども日本語教室 ボランティア研修会~小林普子先生~

子ども日本語教室では、調布市立の学校に通う、海外にルーツを持ち、
日本語を学んでいる小中学生の学習をサポートしています。


梅雨入りした子ども教室では…
新しい子どもたちとボランティアの仲間を迎えて、教室はとても賑やかになりました。

新しいボランティアだけでなく、続けてくださっている方々は、
どのように子供に接し、支援していくか(担当者の変更を含め)
日頃、頭を悩まされてることもあります。

今回は、新宿で私たちと同じように、外国にルーツを持つ子どもたちに対して
長年日本語支援している方を講師に招き、研修会を行いました。

講 師 :特定非営利活動法人 「みんなのおうち」 理事・副代表 小林普子先生
タイトル :「外国ルーツの児童生徒の抱える問題」

特定非営利活動法人「みんなのおうち」では、平成19年度に新宿区と協働事業として、
学習支援を実施しました。 新宿区は、区民の12.36%を外国籍の居住者が
占めており、日本社会の将来を映していると言われています。



【子どもたちの家庭背景】
①親と一緒に入国
 →両親共に外国籍:母語、母文化のみ
②親が入国した後、国内で生まれた
 →両親のいずれか外国籍:母語、母文化のみ
 1.子どもは主に日本国籍:母語は日本語
 2.子どもが学齢期に入り来日(日本国籍又は外国籍:母語、母文化のみ)
③親が入国した後、仕事が確保でき、安定して、呼び寄せた
 →両親共に外国籍:母語、母文化のみ
  子どもは小学校高学年~中学生で来日(外国籍:母語、母文化のみ)

【子どもたちが抱える家庭困難】
①経済的困難
 ・生活保護世帯
②不安定な家庭
 ・父親が日本人(養父)の場合、DVが見られる
 ・シングルマザーの家庭の場合、見捨てられ感が強い
③ビザの問題
 ・家族滞在ビザからの変更が困難
  ※親が永住ビザを取得した場合→家族滞在ビザから就労できる定住ビザに変更できる
 ・日本政府の基準により、高卒では高度人材にならないため、ビザの変更ができない

【家庭内と学習の問題点】
①親
 ・親は多文化の元で育つ子どもの気持ちや状況を認識せず、自国での経験とは
  異なる点に考えが及ばない
 ・食育の重要さが認識されず、スナック菓子が主食
 ・母国を誇りと思えるよう子どもに伝えていない
  →例)「悪い事をすると○○(母国)に帰すよ」など、子どもを罰する時に使う
 ・親の日本語能力が不足しているため、勉強を教わることができず、落ちこぼれて
  非行に走るケースが数多く見受けられる。
②子ども
 ・漢字圏の子どもは、日本語と同じ漢字で意味や読み方が異なる事、漢字の形態
  が微妙に異なる事などを理解していないまま、自分は日本語ができると思い、
  後で学力向上しない要因となる
 ・流暢な日本語会話をし、日本名を持っているケースなど、傍目から日本人の両親
  の元で育った子どもと変わらない場合、学習上の問題が判りにくい
 ・小学校高学年になると、自分のルーツを隠し、母親を馬鹿にする
 ・多言語、多文化を身に着けている価値を理解せず、日本人になる事が良いと思い
  込んでいる


【子どもたちの抱える教育課題】
①日本語の課題
 ・国語は時間をかけても成果が上がらない
  →教科を介して日本語の語彙を増やす
 ・会話、文章を読むことはできても、文章を書くことが困難
  →教科に関係なく、設問等からも声を出して読ませる→意味の理解度を確認
 ・カタカナは日頃の使用頻度が少ないため理解度が低い
  漢字→ひらがな→辞書→母語で意味を調べる
②教科学習
 ・国によっては理科、社会、体育、音楽の教科学習がない
  →内申点が取れない
 ・教科学習の効率:数学>英語>理科>社会>国語

【高校受験をクリアする子どもたち】
 ・児童・生徒の内訳は小学生が1割、中学生が9割
 ・経済的理由から目標は学費の安い都立高1本で受験に備える
 ・ボランティアが英語、国語、数学、社会、理科の5教科を教えている
 ・中学3年生には、願書の書き方、面接のポイント、各子どもの相談にのり、
  強い信頼関係を築き上げることで、継続して教室に来てもらい、合格させている。

【高校進学の必要性】
 ・成長しても日本語に自信が持てず、疎外感がつきまとう
 ・職場では、単純な仕事しか与えられず、転々と職を変え、いつまでも低賃金
  での労働状況が続く
 ・外国籍の子どもは、ビザの種類によって週28時間以上は働けない
  →自立ができない→生活保護
 ・高卒では高度人材にならないため、ビザの変更ができない
  →定住ビザの取得が困難→高校卒業後、進学が必要となる
    ※進学は高額な学費となり、家庭の経済力に左右される


今回の講師、小林さんが活動している新宿と調布では地域性の違いはあるものの、
外国人居住者の多さから様々なケースを知ることができ、また、バックグラウンドを
より深く知ることで学習方法を探す手掛かりになると参考になりました。


子ども日本語教室では、随時、ボランティア募集をしています。
ご興味がありましたら、お気軽にCIFA事務局までお問い合わせください。
  


日本語ボランティア入門講座が始まりました!

6月22日(木)より、毎年この時期に行われている日本語ボランティア入門講座が開講しました!

この講座は、CIFAで日本語を学ぶ外国人に、日本語学習支援をする為の基礎知識を学ぶ講座です。これから3か月にわたって、週に一度木曜日に、電気通信大学で行われます。

今年は、31名の参加者でスタートしました。
日本で暮らす外国人支援や、国際交流の為、様々な思いを抱いてこの講座を受講されています。

この日は、オリエンテーションが行われました。

       

















講師は、電気通信大学教授の池田先生と、笠原先生です。
大学で、留学生への日本語クラスを担当されています。



 
多くの日本語支援ボランティアが、この講座を入り口に活動を開始されています。
少し前に、この講座を受講した先輩ボランティア2名から、体験談のお話もありました。
この講座を受けた後のことが、より明確にイメージできたのではないかと思います。

お二人のお話しを聞いて、ボランティアの皆さまが、どれだけ真摯に活動されているのかということを、改めて感じました。


その後は、これからともに学習をしていく皆様の交流を図るため、自己紹介や他己紹介、良いこと探しなどの交流タイムを設けました。皆様楽しそうに会話をされていました。

 
  

これから暑い季節になりますが、皆さまが最後まで、楽しく通って来ていただくことを願います。







  


子ども日本語教室 夏休みボランティア募集!

夏休みに、外国ルーツの小中学生の日本語学習のサポートをしてみませんか?

調布市内には、日本語が理解できなくて、勉強がわからない、友達とコミュニケーションが取れない・・・等、学校生活が円滑に送れずに困っている児童が多数います。そんな彼らの日本語学習を支援するボランティアをして下さる方を募集します。

多くの方々のご参加をお待ちしております。
詳細は、CIFA事務局へお問合せ下さい。

 


  


第22回日本語で話そう会 実行委員メンバー募集!

恒例の日本語で話そう会。

CIFAで日本語学習に励む、外国人の皆さんが、日頃の成果を披露すべく、日本語でスピーチをします。

毎年、このイベントの企画、運営を、ボランティアの皆さんと一緒に行っています。

来賓、会員、市民等、総勢約200名が参加する、大きなイベントの一翼を担ってみませんか?

参加したことがない、初めてで不安・・・、実行委員会に毎回出席できないかも・・・・、等々、不安がある方も大丈夫です。
興味のある方は是非ご応募下さい。



  


ボランティア説明会開催~CIFAを積極的にPR~

2019年ラグビーワールドカップ、そしてオリンピック東京2020大会を控え、CIFAでは、我々の活動に賛同して頂き、一緒に活動していただける仲間を募集するため、5月19日、ボランティア説明会を行いました。

主な事業、取り組み、部会活動などについては、これまで記録として撮りためた写真をスクリーンに投影し、詳しく説明しました。20年以上のあゆみを振り返り、調布市の外国人人口やCIFA会員数等も交え、大勢のボランティアの皆さんに支えられ、活動してきたことを積極的にPRしました。




事務局による活動紹介の後、3部会(日本語、交流サロン、子ども教室)とだっこらっこくらぶの代表者が、ボランティアとして行っていることや自信の体験などを披露し、一緒に活動する仲間たちへの呼びかけにも熱が入りました。

 


その後、4つのブースに分かれ、来場した約30名の市民の方々が、自由に質問などをして回る時間を設けました。日本語ボランティア入門講座の開講を来月に控え、申込み受付開始直前という日本語部会には、多くの参加者が集まり、“外国人の日本語学習支援”への関心の高さが伺えました。
複数のブースの立ち寄る熱心な参加者が目立ち、各部会等を代表して出席した、日本語部会の宗上さん、大和さん、交流サロン部会の篠原さん、子ども日本語教室の黒川さん、小沼さん、だっこらっこくらぶの木村さんは、休む間もなく参加者に丁寧に対応する姿が印象的でした。

  


このボランティア説明会を機に、10数名が入会、さっそくだっこらっこくらぶや子ども教室を実際に見学されます。また、2017年度ボランティア入門講座の受講を決心された方も数名いました。

このように、まだまだ認知度の低いCIFAをより多くの市民の皆さんに知ってもらい、皆さんが出来ることを発見し、ボランティア活動に加わって頂きたいという願いを込めて開催したイベントに、沢山の方々に足を運んで頂き、、本当にありがたいです。今後も新たな仲間を迎え、より充実した事業に取組み、協会を活性化させていきたいと思います。

皆様のご支援、ご協力をお願いいたします。
  


日本語学習支援ボランティア入門講座受講者募集!

CIFAで日本語学習ボランティアを始めてみませんか
平成29年度日本語ボランティア入門講座の受講者を募集します。




 CIFAでは毎年、日本語学習支援ボランティアを始めて頂く為の、「日本語ボランティア入門講座」を開催しております。

今年は6月22日から9月14日まで(8月10日を除く)の、毎週木曜日の午後14時から16時に授業が行われます。

 お申込みは、申込用紙にご記入の上、返信用はがきを添えて、国際交流協会事務局までお持ちください。6月1日必着です。

申し込みが定員(40名)を超えた場合は、抽選となります。

受講料は7000円、別途CIFA年会費2000円がかかります。

募集要項、申込書は下記PDFよりダウンロードできます。
多くの方のご応募をお待ちしております。

 募集要項

 申込書







  


子ども日本語教室、部会として新たにスタート!!

子ども日本語教室は、平成29年度から新たな体制を整え部会としてスタートしました。
4月22日(土)、新旧のボランティアが一同に会し、ボランティア総会を開催しました。
子ども日本語教室部会の活動方針や意気込み、年間スケジュールの確認、説明がありました。
その後、懇談会が行われ和やかな雰囲気で終了しました。

総会説明  懇談会


部会として活動を始めるにあたり、まずは生徒の受け入れ体制を整えようということで、学習支援ボランティアの募集を行いました。
『海外にルーツのある小・中学生が日本語の壁を乗り越えて充実した学校生活を送れるよう、週1日、2日、日本語学習支援活動に参加してみませんか?』 との呼びかけに、多数の市民から応募がありました。

4月12日(水)と15日(土)の二日間、ボランティア説明会を行い、両日合わせ20名の方が来場しました。
参加者は皆、熱心に説明を聞いたり、各クラスの授業風景を見学しました。これを機にCIFAの一員となり、活動を開始された方、また開始予定の方が18名程という喜ばしいニュースになりました。
多くの方が子どもたちのために、永く活動を続けて下さることを願っています。

説明会様子

12日(水)にはJ:comの取材が入り、
説明会の様子やボランティアの方のインタビューが放送されました。
J:com放送日


現在もボランティア募集中です。少しでもご興味を持たれた方は、
まずはご見学をされてみてはいかがでしょうか?
*見学をご希望の方はCIFA事務局までご連絡ください*  


子ども教室「進級・卒業を祝う会」開催しました

3月11日(土)子ども教室「進級・卒業を祝う会」を開催しました。
この日は、小学生、中学生合わせて31名、ボランティア28名の合計59名に、父兄の方々も多く参加し、会場は汗ばむほどの熱気に包まれていました。

学年ごとに、1年の学習の成果を発表しました。どの子も明るい笑顔で、成長を伝えてくれました。
また、中学3年生は今年で子ども教室を卒業します。皆で、彼らの卒業をお祝いしました。

ゲームの時間には、学年、性別、国籍を超えて全員が仲良く参加し、周りの大人も笑顔になりました。


調布市内の小中学校では、日本語が困難な外国籍の児童・生徒の転入が増えています。全く日本語ができない状態で転入してくる子も多くなってきています。子ども教室では、彼らが一日でも早く学校生活になじめるように、日本語学習の支援をしていますが、支援ボラティアの人数が足りなくなってきています。子ども教室にご興味をお持ちの方、是非1度見学にお越しください。
活動日は、水曜日:15時~17時 土曜日:10時~12時です。

4月には、子ども教室について説明会も予定しております。
日時:4月12日(水)14時30分~17時
    4月15日(土)9時30分~11時
会場:教育会館3階研修室

申込、お問合せはCIFA事務局まで。